はじめてのサッカー

子どもをもつ
保護者の皆さまへ
サッカーを始める際のお悩みや疑問にお答えします

はじめに

子どもたちは、はじめは遊びとしてサッカーを始めます。思いっきり体を動かし、ルールやマナーを学び、成長していく過程でたくさんの仲間ができます。そして「相手を大切にする心」や「支えてくれる多くの方々への感謝の気持ち」が育ち、やがて「努力する力」「挑戦する力」「夢をもつ心」が養われていきます。

日本サッカー協会(JFA)では「RESPECT(大切に思うこと)」の推進を行っています。
リスペクトの本質は、常に全力を尽くしてプレーすること。それはフェアプレーの原点でもあります。
日本サッカー協会は、リスペクトを「大切に思うこと」としてサッカーに関わるすべての人、ものを大切に思う精神を広く浸透させることを目指しています。

日本サッカー協会 サッカー行動規範

  1. 最善の努力
  2. フェアプレー
  3. ルールの遵守
  4. 相手の尊重
  5. 勝敗の受容
  6. 仲間の拡大
  7. 環境の改善
  8. 責任ある行動
  9. 健全な経済感覚
  10. 社会悪との戦い
  11. 感謝と喜び

子どもがサッカーを習うメリットって?

1. 協調性が育まれる

サッカーはチームプレーです。個人競技と違い、それぞれのポジションでの役割があり、その役割をこなしながら連携して勝利をつかむことが必要になります。
例えば、「次にどの仲間にパスを出したらよいのか?」「どこに走ったらうまく連携できるのか?」などと考えながらプレーをします。常に考えながらプレーをすることによって、協調性やチームワークが育まれることが期待できます。

2. 社交的になり友達ができる

サッカーは競技人口も多く人気のスポーツです。習っている子どもが多く、大会やイベントも多いので、友達ができる機会が沢山あります。

3. 体力・筋力が向上する

サッカーコートは広く、8人制の少年サッカーでは1試合で約40分走ります。
また、チームプレーなので、走りながらボールや味方・相手チームの位置を確認しながらプレーをすすめていかなければなりません。基礎体力と判断力が身につく要因となります。

4. 考える力・判断力が養われる

サッカーはチームワークが大切です。
FW・MF・DF・GKとそれぞれのポジションがあります。ボールの位置と相手の状況を見ながら、「攻撃をするのか」「守備をするのか」を考えて判断したプレーをしなければなりません。
「今、何をどのようにしなければならないか」を、瞬時に考え判断する力が日頃の練習で身につく要因となります。

サッカーを習う上で大変なことは?

1. 遠方の場合は送迎が必要

どんな習い事も同様ですが、入会希望のクラブ・チームが遠方の場合、また他クラブ・チームとの練習試合や大会に参加する際は送迎が必要となります。

2. 洗濯物が増える

サッカーは基本的に屋外でおこなうスポーツです。
また、雨の日に屋外で行う場合もあり、汚れものが多くなります。

3. 月謝以外の費用がかかる場合がある

どんなスポーツも同様ですが、練習試合・大会・合宿など、遠征に参加する場合には、参加費や宿泊費などの費用がかかります。

子どもがサッカーを始めたいと言ったら
親は何をしたらいい?

STEP01 サッカーを体験しよう

当協会では、サッカーが体験できる様々なイベントを開催しています。
今後の開催予定については各イベントページをご確認ください。

1. 保育園・幼稚園での巡回サッカー教室

新潟県内の保育園・幼稚園にて、当協会から指導者を派遣してサッカー教室を開催しています。
※サッカー教室開催をご希望の場合は、保育園・幼稚園のご担当者様から当協会へご連絡ください。

2-1. NiFAキッズサッカーフェスティバル(Uー6・Uー8・Uー10)

幼児年代からのサッカー普及促進を目的とした当協会主催のイベントです。
サッカー未経験の子どもも含め、多くの子どもたちがサッカーを楽しみ、心身の健全育成に寄与することを目的に開催しています。

2-2. JFAキッズサッカーフェスティバル(Uー6・Uー8)

「JFAキッズサッカーフェスティバル」は、日本サッカー協会(JFA)主催のイベントです。
未就学児やそのご家族にも運動遊びの楽しさを感じていただけるように、遊びを通して運動に親しんでいただくことを目的として開催しています。

3. JFAユニクロサッカーキッズ in 新潟

「JFAユニクロサッカーキッズ in 新潟」は日本サッカー協会(JFA)と開催地の都道府県協会が主催し、全国の会場で開催するサッカーフェスティバルです。
6歳以下の未就学児(年中児・年長児)であれば、サッカー経験の有無や性別を問わず、参加費無料でサッカーの試合を楽しむことができます。

4. JFAなでしこひろば

「JFAなでしこひろば」は、日本サッカー協会(JFA)が各地域の団体の皆さんと連携して開催している女性向けサッカー体験イベントです。
すべての女性がサッカーというスポーツを身近に感じ、日本中どこにいても、いつでも楽しむことができるよう、全国各地で開催しています。

1~4のイベントの開催予定については下記ページをご確認ください。

イベント情報(グラスルーツ)

5. ガールズフェスタ

年中以上の女子、女性が対象のイベントです。
サッカー経験は問いませんので、お友達も誘ってみんなでサッカーを楽しみましょう。

6. 女子サッカーデー

女子・女性であれば誰でも気軽にサッカーを楽しめるイベントです。
チームでも個人でも参加でき、いずれも日本サッカー協会への登録は必要ありません。
アルビレックス新潟レディースによるサッカー教室もあります。

5~6のイベントの開催予定については下記ページをご確認ください。

イベント情報(女子)

7. JFAフットボールデー

新潟県サッカー協会が主体となり、新潟市サッカー協会・下越地区サッカー協会・中越地区サッカー協会・上越地区サッカー協会主催で毎年9月に4地区で開催されるイベントです。
日頃サッカーに触れていない方にも、サッカーの面白さや楽しさを感じていただけるイベントです。

7のイベントの開催予定については下記ページをご確認ください。

イベント情報(JFAフットボールデー)

8. 地域のスクール・チームのサッカー体験教室

新潟県内の各地区にサッカースクール(教室)やチーム(少年団・クラブチーム)がありますので、各スクール・チームのホームページやお電話でご確認ください。

新潟県内のサッカースクール・クラブチーム一覧

STEP02 通うスクール・クラブチーム・
少年団を探す

サッカーに興味を持ったら、地域のスクールやクラブチームを調べてみましょう。
下記ページで新潟県内のサッカースクール・クラブチームを確認できます。
また、選択のポイントも掲載していますので参考にしてください。

新潟県内のサッカースクール・クラブチーム一覧

STEP03 指導方針・練習日程・費用等を
確認する

候補のスクール・チームと連絡をとり、詳しい情報を確認しましょう。
通いやすさ、費用面、指導方針や雰囲気がお子様の性格に合っているかなど、よく検討してください。

費用と練習量の違い

STEP04 加入が決定したら
用具の準備をする

サッカーボール・シューズ・ウェア・リュック等、必要なサッカー用具を揃えましょう。

サッカーを始める際に必要なものは?

STEP05 練習や試合がある時は
親も見学に行く

スクールやチームに加入後は、親も練習や試合を観に行くようにしましょう。
子どものモチベーションがあがり、家族の会話も増えます。

STEP06 プロチームの試合を
親子で一緒に観る

テレビや動画配信サービス、あるいは実際の会場で、プロチームの試合を親子で観戦しましょう。
お手本ができ、真似をしてみることで、モチベーションや技術の向上に繋がります。

どうやってサッカースクールや
チームを選んだらいいの? 

新潟県内にたくさんあるサッカースクール(教室)・サッカーチーム(少年団・クラブ)は同じように見えますが、指導者・指導方法・練習量・練習試合、公式戦に参加できるかどうか等、それぞれ異なる点があります。
選ぶ際のポイントを掲載しますので、参考にしてください。

1. 何を基準にして選べばいいの?

重要なことは、「習う目的」と「優先順位・判断基準」です。
子どもと家族にとって何が必須条件になるか、検討してみましょう。

習う目的
  1. ①楽しみながらサッカーを練習させたい
  2. ②将来はプロ選手を目指したい
  3. ③体力・筋力・固有技術の向上、協調性、社交性、判断力、礼儀等を学ばせたい
優先順位・判断基準
  1. ①スクール・少年団・クラブチームの練習環境
  2. ②自宅からスクール・少年団・クラブチームへの距離(本人の負担)
  3. ③送迎についての親の負担
  4. ④監督・コーチの指導方針とチームの実績
  5. ⑤費用の負担

2. スクール・少年団・クラブチームは何が違う?

サッカースクール(教室)

サッカーを楽しんだり、個人の運動能力・技術面の向上を目的として指導します。

少年団(スポ少)

地域の父兄、クラブのOB等、地域の方々がボランティアとしてサッカーを指導します。

サッカーチーム・クラブチーム

専門スタッフが指導するためレベルが高く、個人技術の向上とチームの成長の両方を目指すことができます。

それぞれの特徴
名称 特徴
サッカースクール
(教室)
  • 楽しみながら個人技術の向上ができる
  • サッカーの基礎を学ぶことができる
  • 練習時間は平均1時間半程度
  • 月謝はサッカーチームよりも少し高い傾向
  • 週末は休みの場合も多い
  • 基本的に交流試合は行わない(協会登録も行わない)
少年団
(スポ少)
  • 近隣で暮らす子どもが多く、友人が作りやすい
  • 地域での活動となるため、送迎や移動の負担が少ない
  • 費用はサッカースクール・クラブチームよりも低い
  • チーム運営に保護者の協力・連携が必要
  • 交流試合ができ、協会登録も可能
サッカーチーム・
クラブチーム
  • プロ選手を目指すなど、将来のビジョンを構築できる
  • 対外試合・練習試合も多く、JFA主催のサッカー大会に参加できる(協会登録を行う)
  • 切磋琢磨する環境で、個人技術のレベル向上と、チーム戦術・リーダーシップ・協調性も学べる
  • 平日2~3日の活動があり、週末は試合か練習で休みが少ない
  • 費用は少年団よりも高い
  • プロチームの下部組織もこのカテゴリーに入る
費用と練習量の違い

それぞれのスクール・少年団・クラブチームによって、入会形態や対象年齢、受講内容やコースが異なります。
費用は、入会金・年会費・月会費(月謝)のほか、合宿や遠征、ユニフォームや練習に関わる準備物等の費用がかかります。
詳細については、各団体へ直接ご確認ください。

左右にスクロールできます

名称 費用
(小学生対象の一般的な目安)
練習時間
サッカースクール
(教室)

活動は基本平日で、受講クラス、回数によって費用が変わります。

  • 月謝:5,000円~8,000円程度
  • 入会金:6,000円~12,000円程度
  • 年会費:6,000円~12,000円程度
  • 合宿や遠征などは別途費用が発生。
  • ユニフォーム、練習着にも費用がかかります。
  • 基本は平日のみ
  • 1回あたり1時間半~2時間程度
少年団
(スポ少)

地域のボランティアや保護者主体の活動となるため、費用は比較的安価です。

  • 月謝:1,500円~5,000円程度
  • 入会金:0円~3,000円程度
  • 年会費:0円~3,000円程度
  • 合宿や遠征などは別途費用が発生。
  • ユニフォーム、練習着にも費用がかかります。
  • 平日および週末
  • 週末は2時間程度の試合が入る場合も
サッカーチーム・
クラブチーム

入会年齢やコースによって費用が変わります。
また、試合・遠征なども多いため、費用も高めになります。

  • 月謝:5,000円~12,000円程度
  • 入会金:6,000円~12,000円程度
  • 年会費:6,000円~12,000円程度
  • 試合参加費:0円~3,000円程度
  • 合宿や遠征などは別途費用が発生。
  • ユニフォーム、練習着にも費用がかかります。
  • 平日(2~3日)および週末
  • 1回あたり2時間程度

新潟県内のサッカースクール・クラブチーム一覧

サッカーを始める際に必要なものは?

サッカーを始める際に必要な基本準備用品をまとめました。
メーカーやサイズによって価格が異なりますので、目安として参考にしてください。

サッカーボール

おもに自主練習用で使用。サッカー教室・チーム練習では専用のサッカーボールを使用する場合もあれば、持参して練習するケースもあります。

価格
2,500~5,000円程度

サッカーシューズ

サッカー専用シューズ(スパイクシューズ)があります。トレーニングシューズでも可能ですが、学年が上がり本格的な練習を行う際は、安全のために専用シューズの着用をおすすめします。

価格
【トレーニングシューズ】3,000~7,000円程度
【スパイクシューズ】3,500~15,000円程度

練習着

普段の練習で着用するシャツやパンツ・ソックスです。

価格
【サッカーパンツ】1,500~4,000円程度
【サッカーシャツ】3,500~4,000円程度
【サッカーソックス】800~1,500円程度

ユニフォーム

価格は団体によって異なりますが、1セット 10,000~15,000円程度です。
クラブチームでは、クラブチーム専用のユニフォームがあり、練習試合・公式試合で着用します。チーム&アウェイの2種類のユニフォームが必要になります。

ピステ(サッカー用ウインドブレーカー)・防寒具(手袋・ベンチコート等)

冬場に必要になります。メーカー、素材、サイズ等の違いによって価格も異なります。

価格
【サッカー用ピステ】3,000~6,000円程度
【ベンチコート】7,000~15,000円程度
【サッカー用手袋(グローブ)】2,000~12,000円程度

すね当て

ケガ防止のために着用します。

価格
800~2,000円程度

水筒(スポーツボトル)

水分補給で必要になります。(夏季は1~1.5ℓの大容量をおすすめします)

価格
1,000~2,500円程度

リュック

荷物を持って移動するために必要不可欠です。

価格
3,000~10,000円程度