最新号
NiFAニュース 第116号
令和7年6月30日発行
新年度挨拶
ご挨拶
一般社団法人新潟県サッカー協会
会長
柄沢 正三
新年度を迎え、皆様におかれましてはますますご活躍のこととお喜び申し上げます。
登録されている選手・指導者・審判員の皆様、日頃から事業の遂行にご尽力されている各専門委員会・地区サッカー協会・連盟及び役員の皆様には、事業に対するご理解とご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
県協会は、去る3月25日開催の理事会・社員総会で承認されている令和7年度事業計画並びに予算計画と併せここに新年度をスタートしております。
第27回を迎える「国際ユースサッカーin新潟」は、世界情勢が不安定な状況で深刻な世界的物価高の影響により大変厳しい環境にありますが、多くの関係者の皆様、そしてサッカーファミリーのご支援とご協力のもと今年度も実施を決定しました。U-17の日本代表、U-17オーストラリア代表、U-17ウェールズ代表とU-17新潟選抜の総当たり戦となります。今年も世界基準の熱い戦いがこの新潟で繰り広げられることを期待しております。この大会から歴代多くの選手がプロの舞台、そして世界の舞台へ羽ばたいています。この年代の選手育成と強化にこの大会が大きく貢献していることの証左です。今年の大会もぜひ会場に足を運んでいただき、若い選手達の熱量、ひたむきさ、そして「サッカーの魅力」を肌で感じていただけると幸いです。
2025年も新潟県のサッカーは全国の注目を集めています。J1リーグのアルビレックス新潟は現在、下位に位置しておりますが、決して悲観するべき内容のサッカーをしているわけではありません。これから勝ち点を積み上げて、上昇していくことを信じております。さらに6月11日に開催された天皇杯2回戦では、下のカテゴリーに所属するチームとの対戦ということでメンタル的にもとても難しい試合でしたが、チーム一丸となり躍動感あふれるサッカーを展開し、勝利を収めてくれました。天皇杯での躍進にも期待しております。アルビレックス新潟レディースは、2024-2025WEリーグをクラブ史上最高順位の4位で終えました。さらに今年の1月25日に開催された皇后杯決勝戦では、PK戦までもつれ込む激戦を繰り広げてくれました。今回も惜しくも準優勝でしたが、新潟県民に感動を与えてくれました。新潟県サッカーの象徴として活動する両チームの今後を応援してまいります。
新潟県サッカー協会は、単にサッカーの普及だけではなく地域社会の課題解決や人材育成などに貢献していかなくてはならないと考えます。新潟県サッカー協会が果たす役割はとても大きいと思っております。そのためにも県協会は明確なビジョンを持ち、それを形にしなくてはなりません。まだまだ多くの課題がありますが、協会役員並びに会員の皆様のお力添えをいただき克服し負託に応えてまいります。
結びに、役員・会員・サッカーファミリーの皆様のご活躍を祈念しますとともに倍旧のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。
大会・試合を終えての感想
第78回 新潟県高等学校総合体育大会サッカー競技大会 決勝
帝京長岡高校サッカー部 監督
古沢 徹
この度、令和7年度新潟県高等学校総合体育大会において、優勝させていただき、大変うれしく思っております。この結果を得ることができたのも、4種、3種の指導者様の熱のある指導、多大なる努力の賜物であると思っております。そして、学校や長岡市の方々からたくさんのご支援をいただき、皆さんと一緒に勝ち取った優勝だと思っております。
この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
全国大会では、目標である全国制覇を達成して、多くの方々に喜んでいただけるように、新潟県の代表として恥じない戦いをしてきます。応援よろしくお願いいたします。
帝京長岡高校サッカー部 主将
西馬 礼
今回、新潟明訓高校を1-0で勝つことができ県大会を4連覇することができました。県大会を勝ち抜くことができたのは、試合に出ている選手だけではなく当たり前のように全力で応援してくれる仲間がいたからです。試合を重ねる度に、チームも個人も成長を感じています。
インターハイでの目標は去年の3位を超える優勝です。優勝をつかみ取るためにチーム一丸となって練習から一生懸命頑張ります。




第32回ろうきんカップミニサッカーフェスタU-10
長岡JYFC U-10 監督
村瀬 勇樹

まずは、この様な素晴らしい大会を運営頂いた関係者の皆様に、感謝申し上げます。
ならびに、対戦して頂いたチームの皆様、いつもサポート頂いている保護者の皆様、大変ありがとうございました。
当日のインタビューでもお伝えしましたが、前回準優勝だった事もあり、選手達は『今年は絶対俺達が優勝する!』と何ヶ月も前から意気込んでおりました。
しかし、いざ大会が始まると、予選で負けてしまい、難しい状況にもなりましたが、私が何も言わなくても選手達自身が話し合い、自分たちで修正してくれました。
その姿を見ていて、大変誇らしく思いました。
選手たちは次の目標に向かって日々トレーニングに励んでおります。
またこの仲間と最高の景色がみられるよう、サポートしていけたらと思います。
長岡JYFC U-10 主将
柳 七都
僕たち長岡JYFC U-12は、ろうきんカップで8大会ぶり2回目の優勝をすることができました。
昨年は準優勝だったので今年は絶対に優勝するために、ハーフタイムでは前半でだめだったところやよかったところ、相手の選手はどうだったかをメンバー全員で話し合い、後半は修正しました。
準決勝と、決勝はすごくたくさんの人たちが応援をしてくれて、僕たちへの応援が緊張よりも力になりました。日頃練習をしてきた成果を発揮することができたと思います。
優勝することができて、とっても嬉しいです。
この大会での経験や気持ちを忘れずに、これからも日々の練習を頑張っていきます。
また、このメンバーで成長していく姿をたくさんの人たちに応援したいと思ってもらえるようにチームを引っ張っていきたいと思います。
スポーツデポカップ 第33回新潟県U-12サッカー選手権大会
ジョガボーラ柏崎FC 監督
江口 和雅

大会を終えてまずは関係者及び日頃よりたくさんのご協力を頂いている新潟の指導者の皆様、保護者の皆様、すべての方々に感謝を申し上げたいと思います。
今大会を終えてたくさんの経験をさせて頂きました。大会を通して試合の入りが非常に悪く、顕著だったのが、初戦での開始と同時にゴールが決まり、慌ててプレーする事が多く、精神面での課題が浮き彫りとなりました。ただ、トレーニングや練習試合でも同じような経験をしていた事からキャプテン大倉を中心にみんなで乗り越え技術面だけでなく精神面でも大きく成長しました。その結果が県大会決勝で力強く表現できたことがとても嬉しく思います。
選手を「16歳でプロに」という、自分の目標もあり、秋の全日本に向けて、チーム一丸、今後も努力を重ね更なる成長できるよう励んでまいります。ありがとうございました。
ジョガボーラ柏崎FC 主将
大倉 宇未
今回のスポーツデポカップで優勝できてとてもうれしいです。1つ上の先輩方が数々のチーム記録を塗り替えたということもあり、プレッシャーを感じながら迎えたこの県大会でした。
予選リーグでは先制される試合もあり、なかなか自分たちの思うようにいきませんでした。しかし、チームのみんなで最後まであきらめずに戦い、最終的にはグループ1位で突破できました。準々決勝では、相手に優位に試合を進められましたが、試合終了間際に同点に追い付き、PK戦で勝つことができました。準決勝は柏崎ダービーとなり、メンタル的にも難しかったですが、落ち着いて自分たちのサッカーをし、勝利することができました。
そして迎えたジョガ史上初の決勝戦。これまでの先輩方がたどり着けなかった舞台で、チームは緊張していました。そこで僕たちは合言葉の「54321、バモス!」を叫び、気合を入れて試合に臨みました。決勝戦では、攻められる場面も多く、苦しい前半となりました。迎えた後半、少ないチャンスをものにして、「1-0」のスコアで勝ち、見事に優勝できました。ジョガ史上初の県大会優勝を成し遂げられたのは、僕たちをサポートしてくれたすべての方々のおかげです。本当にありがとうございました。北関東大会という、より大きな舞台でも新潟県代表として全力でがんばります。54321、バモス!
新潟県中学校体育連盟 部活動改革の経過
絶やさないこと、発展していくこと
新潟県中学校体育連盟サッカー専門部長
(新潟市立新津第二中学校)
横土 謙
中学生のスポーツ・文化活動を取り巻く環境が、今まさに大きな変革の時期に差し掛かっている。サッカーにおいても例外ではなく、令和8年度からは学校部活動としてではなく、地域に展開されたクラブ活動として中学校体育連盟(以下、中体連)主催の大会に参加することとなる。私たちが考えなければならないことはとてもシンプルで、【中学生たちがサッカーを楽しむ機会を絶やさない】ということである。これまでのサッカー歴や自分の理想など、一人一人が自分の意思でサッカーをする環境を選ぶことができる選択肢を広げていきたい。
現在、県内では13のチームが地域クラブとして中体連主催の大会に参加している。チーム発足の経緯は様々ではあるが、そこで切磋琢磨している選手の顔は清々しい。「学校が違う仲間ともサッカーを通して仲良くなれた」「競争が激しいけどもっと頑張ろうと思えた」と選手たちは答えてくれた。とはいえ、難しさがないわけではない。懸念されている指導者不足や受け皿の整備などの課題を整えていきながら、サッカーをしたい中学生とサッカー指導をしたい指導者が手を取り合えるような姿が、サッカーにおける新潟県の発展へと繋がっていくと考える。
令和7年度 中体連主催大会 参加認定チーム
新潟地区(8) |
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上越地区(0) |
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中越地区(2) |
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下越地区(3) |
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