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打撲や捻挫の応急処置:RICE処置

サッカーはプレーヤー同士の接触が許されるコンタクトスポーツであり、さらにキックを多用するため足関節や膝関節に大きな負担がかかります。そのため、プレー中における打撲や肉離れ、捻挫が多く現場での応急処置がとても大切です。
RICE処置(ライス処置)は、打撲や肉離れ、捻挫が起こった時にすぐに行うべき応急処置です。
RICE処置の目的は、打撲や捻挫で生じた内出血や急性の炎症による腫脹(腫れ)をできる限り抑えることです。
そして、ケガの初期の腫れを少なくすることは、その後の回復に大きく影響します。

R(Rest:レスト=安静)

プレーを一旦中断して安静を保ちその他の損傷(傷や骨折など)が無いか確認します。

トレーナーによるピッチサイドでの確認と応急処置

I(Icing:アイシング=冷却)

ケガをした部位を冷やします。

アイスラップ 氷嚢(アイスバッグ) 貼付剤(湿布) 保冷剤

注意点

(1)冷やし過ぎによる凍傷を防ぐため以下の3点に気を付けてください
  1. 冷やす温度:アイスラップや保冷剤は氷が直接皮膚に接すると0度以下になりやすく危険です。薄いタオルなど布で包むのが良いです。
  2. 冷やす時間:1回、15分程度が望ましいと言われています。
  3. 冷やす間隔:1回の冷却後1~2時間の間隔をあけて1日~2日続けるのが良いと言われています。
(2)湿布による日光皮膚炎に注意

湿布の種類によっては、貼った後に日光に触れると赤く皮膚炎を起こすものがあります。袋の裏面に記載されている注意書きを確認してください。

湿布の袋の裏書き 日光皮膚炎

C(Compression:コンプレッション=圧迫)

ケガをした部位を圧迫固定します。

氷嚢+弾力包帯による受傷部位の圧迫

E(Elevation:エレベーション=挙上)

ケガした部位を心臓より高い位置になるようにします。

まとめ

  • プレー中に打撲、捻挫、肉離れが起こった時は、ただちにRICEを行いましょう。
  • RICEは簡単な内容ですが、それぞれ正しいやり方で行ってください。
  • 創傷(切り傷や擦り傷)がある場合はその処置を、骨折などが疑われる場合には医療機関への受診を優先してください。